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オフィス移転のタイミングで「ケーブルマネジメント」を導入する

 

 

オフィスの床で複雑に絡み合ったLANケーブルや電話ケーブル。見た目が悪いだけでなく、足に絡まって転倒の危険を招いたり、緊急時の避難の妨げとなる可能性もあります。

 

ケーブルをきれいにまとめて整理する事を「ケーブルマネジメント」と呼びますが、足元をスッキリさせて業務を効率化させるためにも、ケーブルマネジメントを導入する価値はありそうです。

 

このコラムでは、「オフィス移転のタイミングでケーブルマネジメントを導入する」をテーマに、ケーブルをまとめる事の大切さをご紹介します。

 

絡み合うケーブルは“百害あって一利なし”

 

電話やパソコン、モニターなど、デスク周りを見回しただけでも、いくつものコンセントやケーブル、コードが目に付くはずです。これらのケーブルやコードが足元で絡み合ってグチャグチャになっているオフィスは、美観を損ねるだけでなく、足に絡まって転倒してしまう危険があります。

 

最悪の場合、火災やデータ損失の恐れも

 

それにケーブルがゴチャゴチャしていては掃除も行き届かず、ホコリが溜まりやすくなり、火災を誘発するといったリスクも想定されます。

 

さらに足に引っ掛けてケーブルが外れてしまう事で、パソコンの大切な顧客データが失われてしまったり、電話が不通になるなど、業務にも悪影響が発生します。まさに“百害あって一利なし”なのです。

 

ケーブルマネジメントの導入はオフィス移転時がおすすめ

 

ケーブルマネジメントの重要性がお分かり頂けたでしょうか? でもすべてのケーブルをスッキリさせるには、デスクやOA機器などをひっくり返す必要があるので、業務が滞ってしまう場合もあります。そこでおすすめしたいのが、オフィス移転のタイミングでのケーブルマネジメント導入です。

 

本格的にケーブルマネジメントをするとなれば、床を一段高くしてその下にケーブルを隠す工事が必要となります。オフィス移転時には、ケーブルマネジメントを見越したうえでのデザイン、設計を行い、それに合わせた移転先選びをするようにしましょう。またオフィスデザインの変更時も、絶好のタイミングかもしれません。

 

 

ケーブルマネジメントはルール化とデザインが重要

 

すべてのケーブルを床下に隠してしまうと、いざケーブルを探す際に床を剥がす必要が出てきてしまいます。それを防ぐためにも、床上に出てる部分に目印を付けるなど分かりやすい工夫をしましょう。また「部や課によってケーブルの色を変える」「SEやプログラマーなど、データ損失を起こしてはいけない職種は色を区別する」など、万が一に備えた対策を施しておきましょう。

 

さらに床上に出ているケーブルも、乱雑にしたままにせず、結束バンドなどでまとめれば見た目もスッキリし、ホコリも溜まりにくくなります。他にもハブは多めに用意しておく事で、万が一の際に対応できるようにしておきます。

 

ケーブルマネジメントで働きやすいオフィス環境を

 

このようにオフィスデザインやルールを明確化しておく事で、ケーブルマネジメントがやりやすくなり、業務効率のアップにも大きく役立つでしょう。